- 住所:栃木県矢板市富田58-3
- TEL:080-3481-4887
- 営業時間:9:30~19:00
- 定休日:日・月・木曜
- 駐車場:2台
自然風景に溶け込む、小さなパン屋さん
今日のパンランチは、矢板市にある「プチコナ」まで!プロのパン職人さんからも絶大な支持のあるこちらのお店、じつは私も10年以上前からのファンです。
コロナ禍もあったり、タイミングが合わなかったりと、久々の来店になりました。ドキドキしながらお店へと向かいます。
住宅地の一角に、相変わらずの小さなお店を発見しました。お天気も抜群!遠くには那須連山、店前のテラスからは、ゆるやかに流れる川も眺められます。そして、焼きたてのパンのにおい。癒される…。
到着したのは土曜日の13時頃。たしか、商品が揃うのは12時頃だったはずです。数年前に食べた「オレンジとクリームチーズ」。あまりの美味しさで、今でも忘れることができないこちらの商品が、本日のお目当てです。どうか、まだ残っていますように…。
扉を開けると、すぐ右手に人気の食パンを発見!しかし、すべて予約済でした(泣)。
「オレンジとクリームチーズ」は…?な、なかった(号泣)。
でもいいです(切り替え早っ)。こんなときこそ、新たなおいしいパンと出会えるチャンスです。
目の前の工房では、店主さんが一生懸命にパン作りをしている姿が。接客は店主のお母さまが担当。二人三脚でお店を切り盛りしています。
ずっと食べ続けていたい愛しのパンたち
さて、今回のパンはこちらの4種。
自宅まで待ちきれないので「みちの駅 やいた」に立ち寄り、パンランチです!ではさっそくいただきます!
トップバッターは「クランベリーノア」。どこからかじっても、クランベリーとクルミが、ごろごろと入っています!たまらない…。
カリカリフィリングとふわふわ生地の、ふたつの食感が同時に楽しめます。ほどよい酸味のクランベリーに、少し塩味のあるナッツ、それらを包み込むパン生地、それぞれがお互いを引き立て合いながらも、一体感を生み出しています。
お次は「パンオレノアザン」。ぱくっとした瞬間に、カリっといい音!外はパリパリ、中はみずみずしい生地にたっぷり入ったレーズンとクルミ。
なんて素敵な組み合わせなのでしょう。生地もレーズンも、どちらもとっても美味しくて、ドライフルーツが食べられなかった娘も、もくもくと食べ進めていきました。
こちらは「カンパーニュ」。パックリときれいなクープが魅力的。そして、とてつもない弾力!大きくかぶりついて、口いっぱいに頬張る幸せよ…。
噛めば噛むほど、小麦のうまみと香りがしっかりと広がってきます。気が付けば、娘ひとりで3分の2は食べていました…。ハーフでは足りない美味しさです。(どれだけ買っても足りない…)
ラストを飾るのは「あんバター」。あんとバターは注文後に入れていただく方式。とてもフレッシュで、まろやかな味わいです。
優しい甘さの自家製つぶあんと、香りや風味が強いよつ葉バターの相性は抜群!ごまが効いた生地も、表面はつるんとしていて食べやすく、中はもっちり弾力がありました。
大好きがとまらない、とっておきのお店
プチコナは、たった4坪という、小さな小さなパン屋さん。ほのぼのとした佇まいに、ほがらかな店主さんが、とても素敵なお店です。のどかな風景に溶け込むような、焼きあがったばかりの山型食パンを眺めているだけで、心が癒されます。
ドライフルーツやナッツがアクセントになったパン、毎日食べたくなる飽きのこない食パンや、粉の風味を活かしたシンプルなハードなパン。
ひとつひとつから店主さんの愛情と優しさが伝わってくる、美味しいパンが並んだプチコナは、昔から大好きなパン屋さんです。
お散歩やお出かけの途中に。自分へのご褒美、お友達へのプレゼント、家族との食事に。どんなときでも、どんな人のためにも、プチコナのパンは、いつでも私たちに寄り添ってくれるでしょう。
母はフリーランスのライター。時々ファーマー、時々移動本屋。パン好きな娘とパン活を楽しみ、スーパーやコンビニ商品を含め年間300種以上のパンを食する。親子そろって「パンシェルジュ検定3級」合格。お出かけ、食べ歩き、寄り道が大好き。