
感覚と脳を育む1~2さいからの手指遊び
シール・テープ貼り遊び
小さい子どもは、シールを貼ったり、はがすことが好きです!保育園では、気付くと名前シールがはがされています。シールをはがすことができないと、シールを貼ることはできません。シールを上手にはがせることは、指先を上手に使えている証拠です。今回は、シール貼り遊びのタイミングやお子さんの成長に合わせた遊び方を紹介していきます。まずは、はがす遊びから始めましょう!
成長ステップ01
シールに興味を持ってはがすようになったら
遊び方はがせるタイプのテープやシールを用意して、プラスチックボードなどツルツルの面に貼ってみよう!
(はがせるタイプのテープやシールなら、ガラス窓や冷蔵庫の扉などツルツルした場所でもOK。事前にちゃんとはがれるかチェックしてからはじめよう!)
POINT最初ははがしやすいように、ぴったり貼らずに軽く浮かせ貼りましょう。はがしたシールを口に入れたり
食べないように気を付けましょう。
成長ステップ02
シールはがしが上手になって、はがしたシールを口に入れなくなったら
遊び方サイズ違いのポイントシールを用意して、カレンダーや ポスターの裏面にペタペタ貼ってみよう!
POINT台紙はなるべく大きく、貼ったシールが目立つ紙を用意できると、自分ではがしたシールを好きなところ、好きなように貼って楽しむことができます。最初は大きいシールから。上手にはがせるようになったら、シールの大きさを小さいものにして試してみましょう。

成長ステップ03
小さいサイズのシールも上手にはがして、貼ることができるようになったら
〇の中(場所)にシールを貼る遊びを楽しめるようになります。台紙は、お子さんと一緒に手作りしてみましょう!

用意するもの
- 好きな色のスタンプ台
- サインペンのキャップ
(スタンプ台がない場合は、サインペンで手描きでもいいです) - 台紙:らくがき帳・画用紙など
遊び方サインペンのキャップをスタンプがわりにして、ポンポン押して台紙をつくります。できたらその〇に添ってシールを貼ってみよう!
POINT台紙は市販されているものもありますが、最初は簡単なものから始めると上手にできたという自信や達成感が得られ、もっとやってみたいという意欲にもつながっていきます。できたあがった作品は飾ってみてもいいですね。

森 通子
(ゆめキララ。ほいくえん ひらいで 園長) 保育士歴は約30年。絵本好きの愛猫家。休日は好きな本に囲まれながら図書館でゆっくり過ごしています。