キャンプと、
家族と、音楽と。

キャンプのこと

長男が生まれ、ほどなくしてスタートしたファミリーキャンプ。はじめは非日常的なレジャーのひとつだったのに、今ではシーズンを気にすることなく真夏でも真冬でも出かけてしまうほど、わが家の日常になりました。

次女はなんと生後１か月でキャンプデビュー（笑）。現在12歳の長男は普段は内気でおとなしいタイプですが、キャンプに行くと暗闇のなかでも平気な顔をして、みんなの先頭に立ってグングンと前へ進んで行くんです。自然の中ではたくましく、勇敢な行動をとるんですよね。

こんなふうにいつもの印象とは違う、子どもの表情や、頼もしい一面を見ることができるのも、豊かな自然が心を解放し、のびやかな気持ちにさせてくれるからでしょうね。そんなところが、ファミリーキャンプの魅力だと思います。

私たち夫婦は、子育てに関して具体的な教育方針などはもっていないのですが、家族を“１チーム”として舵をとっていけたらと考えています。あとは子どもたちが自由に楽しんでくれたらOK。「これをしたらきっと、子どもたちが喜んでくれるんじゃない？」って、いうことがアイデアのベースになって、家族旅行に行くときには、夫婦で手作りのしおりを作ったり…。

夫がものづくりが大好きなこともあり、一緒にキャンプイベントを企画するのも幸せな時間です。子どもたちに浴衣を着せて、テントを屋台風に飾って縁日ごっこをしたときは、驚くことに他のサイトからも子どもたちが遊びに来てくれて、思いがけなく仲良くなり、みんなで楽しいひとときを過ごしたことも。そんな出会いも楽しいんです。

ハロウィンにクリスマス、年越しと季節の行事は、ほとんどキャンプ先で家にいることがないかもしれません(笑)。子どもたちが成長し、それぞれに彼氏や彼女ができたとしても、みんなで一緒に行けたらうれしいですね。

家族のこと

私と夫は似た者同士なところもあり、何かとエンタメ化する傾向にあるんですよ。些細なこともあえて大げさにとらえて手作りをしてみたり、イベントっぽくすると家族の思い出になるし、何よりやっぱり楽しいんです。子どもより大人がね。

昨年の次女の七五三祝いは、長女が髪を結い、着付けと撮影は夫が担当。撮影場所はかしこまらずに、いつも遊んでいる近所を散歩しながら、わが家らしいスタイルで子どもの成長を祈りました。大変と思われがちなことも、枠にとらわれることなく、家族みんなでやってみると想像以上に楽しく思い出に残るものなんですよ。このままずっと一緒にいられるわけじゃないって分かっているからこそ、一つひとつの出来事を大切にしたいです。