
感覚と脳を育む2さいからの手指遊び
1. 洗濯ばさみを使って遊ぼう!
用意するもの
洗濯ばさみ・紙皿・紙コップなど挟めるもの
洗濯ばさみを使った遊び方
- 長くつなげて遊ぶ
- ものに挟んで遊ぶ
- ブロックのように立体的に組み立てる
注意点洗濯ばさみを踏んだり、指を挟まないように気を付けましょう!

POINT洗濯ばさみを使うことで、親指・人差し指・中指の筋力がつき、指先の力加減をコントロールできるようになります。また、集中力が身につくなどのメリットがあります。
2. パン粉粘土を作って遊ぼう!

用意するもの
パン粉・水・ボウル・ランチョンマット(ビニール製のもの)
パン粉粘土の遊び方
- ボウルにパン粉を入れる。パン粉に触れて、ザラザラした触感を楽しむ。
- ボウルの中に、少しずつ水を入れ、好みの硬さに調整する。
- マットの上で、粘土のようになるまでよくこねる。
注意点小麦によるアレルギーの心配がある方は控えましょう。
上手に粘土をつくるには…
水の量が少ないとポロポロになって、うまくまとまりません。逆に多すぎるとベタベタになってしまうので、大人が水を入れて調整してあげるとうまくいきますよ。

POINTパン粉と水でできる簡単なパン粉粘土。粘土をつくるところも遊びのひとつです。パン粉の触感や匂いと、こねる・丸める・ちぎるという動作によって情緒の安定が測れます。また、触ることで物を識別する能力が育つほか、危険察知(防衛)能力を高めることにもつながります。
手指をたくさん使うとお箸や鉛筆、はさみの持ち方、使い方も上手になりますよ。どちら
の遊びもおうちで手軽にできますので、ぜひお子さんと一緒に楽しんでみてください。

森 通子
(ゆめキララ。ほいくえん ひらいで 園長) 保育士歴は約30年。絵本好きの愛猫家。休日は好きな本に囲まれながら図書館でゆっくり過ごしています。